(S.F) 昨日から急に秋の気配となり、午前中から畑仕事に出かけました。
この時期は、雑草退治がメインの作業です。
昼頃でしたか、右肩にアブラゼミが飛来、そのまま逃げずに「ジリジリ・・」と鳴き出してしばらく。
シーズンの終わりに老人の慰労に来たのかなと、親近感が湧いてきて久々に一句。
「そっとする 生木とみたか 肩のセミ」
(M.T) 菜園での情景の一コマを句にした俳句を披露していただきありがとうございます。
この一日二日の気温低下で、今年の蝉の声も終わりを告げているようです。
もう鳴く元気も飛ぶ体力も残されていないのでしょう。
添削をということですが、話し言葉で詠まれており、これはこれで立派な作品だと思います。
あとは個人の好みということになります。
私は文語的な言い回しが好みなので、同じ情景をこう読んでみました。
「肩に蝉老木(おいき)と見しか払はざり」 木葉(小生の俳号)
いっぱしの俳人ぶって、失礼をご容赦ください。
動植物は出来る限り漢字を使う方が雰囲気が出ると思います。カナだと生物学的な言い方の感じがします。
(S.F) M.Tさん、さっそくお返事ありがとうございます。
「肩に蝉老木(おいき)と見しか払はざり」私のその時の心境を的確に表現していただき、さすがと思います。
特に「払はざり」。まさにその心境でした。見栄をはって「生木」にしましたが、相応な「老木」の方が相応で良かったかと反省しています。
そのほか、漢字使用の意義、主語(蝉)の前置、スペースを入れないことなども・・・今後の参考になります。文語的な言い回しは私には無理ですが。